言われた側の、正直なところ
この言葉をもらったとき、私は速さに自信を持っていました。申込から2時間で作る。当日に送る。速いほど喜ばれると思っていました。
速さは、喜ばれていませんでした。「お願いしたい」と言ってくださっている。断られてもいない。それでも進まない。理由は、こちらが出したものの量でした。
見てもらう物が1つ、読んでもらう文が数段落、選んでもらう項目が6つ。1つずつは短いです。全部を一度に受け取ると、どこから手をつけるか分からなくなります。それが「ついていけない」の正体でした。
変えたこと、1つ目。次の一歩は、毎回1つだけ
前は「見積書と請求書と問い合わせ、どれからにしますか」と聞いていました。3つ並べると、決めるのは相手の仕事になります。
いまは、こちらが1つ決めます。「まず、いまお使いの見積書を1枚、スマホで撮って返信してください」。動作で1つだけ言う。次の一歩が1つなら、ついていけない、は起きません。
変えたこと、2つ目。選ばせずに、拒否権を渡す
「どれがいいですか」は、丁寧に見えて、相手に仕事を渡しています。
いまは「こちらでいきます。違っていたら、そう言ってください」の形です。こちらが決めて、相手には断る権利だけを渡す。断るのは、選ぶより楽です。返事は「それで」の一言で済みます。
これは、相手を軽く見ているのではありません。逆です。社長の時間を、選ぶことに使わせない、という判断です。
変えたこと、3つ目。質問は、ボタンで受ける
「ご質問があればお書きください」と書くと、書く人はほとんどいません。書くのが面倒なので。
いまは、質問になりそうなことを先にボタンにしてあります。「料金を知りたい」「ほかの作業も見たい」「今回は見送る」。押すだけです。打たせない。押されたら、私に通知が来て、その1つに返します。
「今回は見送る」のボタンも置いてあります。降りる出口が押しやすいと、進む側のボタンも押しやすくなります。
御社にとって、どういう話か
この3つは、うちの入口の話ですが、御社がお客さまや社員に何かを頼むときも、同じことが起きています。
案内を送っても返事がない。マニュアルを配っても使われない。相手が悪いのではなく、一度に渡している量が多い。次の一歩を1つにして、こちらで決めて、返事はボタンにする。この3つは、AIがなくてもできます。
AIが効くのは、この3つを毎回やる手間が消えるところです。1人ずつに合わせた1つを、AIが出します。私は「これでいく」と言うだけです。
御社のサイトを拝見して、いま消せる作業を5つ書き出します。1つ目は、今日お送りします。メール1通です。(AIは、営業日を知りません)
費用はかかりません。ご用意いただくものもありません。読んで違うと思われたら、そのままで結構です。私が1人で全部やるので、月5社までとさせていただいています。
御社の消せる作業を、書き出してもらうそれでは、ご連絡をおまちしております。
追伸
「早すぎてついていけていません」の社長には、その後、1つだけ送りました。返事は一言で来ました。3つ並べていたときは、来ませんでした。
追伸2
この記事の申込ボタンも、1つだけにしてあります。押して、御社のサイトのURLを送っていただくだけです。次にしていただくことは、こちらから1つだけお伝えします。
よくある3つ
Q. AI導入の話が、速すぎてついていけません。
A. 速さの問題ではなく、一度に出される情報の量の問題です。書き手は申込者から同じ言葉をもらい、入口を3つ変えました。次の一歩は毎回1つだけ動作で言う、選ばせずにこちらが決めて拒否権を渡す、質問はボタンで受ける。
Q. 何から頼めばいいか、決められません。
A. 決めなくて結構です。こちらで1つ決めて「違っていたらそう言ってください」の形でお出しします。断るのは選ぶより楽で、返事は一言で済みます。
Q. 社員に案内を配っても、使われません。
A. 相手が悪いのではなく、一度に渡している量が多いことがほとんどです。次の一歩を1つにして、こちらで決めて、返事はボタンにする。この3つはAIがなくてもでき、AIが効くのは1人ずつに合わせた1つを毎回出す手間が消えるところです。
実物の記録
この記事と同じで、うちで実際に起きたことだけを書いた記事です。
作った本人にしか分からないページを、5社に送っていました
作ったものを、渡すのをやめました
AIを入れる場所は、「たまっている」ところです